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スポーツでも仕事でも酷使する前腕”トリガーポイント”ハンドケア解剖学

私の目線の先はモデルさんの前腕ですが{言うまでもありませんが笑}細い前腕にも複数の筋肉が入り混じっていて、日常で欠かせない働きを果たしてくれています。腕の疲労が肩凝りの原因になったりする例も多々ありますので、その前腕の{働きっぷり}と”トリガーポイント”を解剖してみましょう。

長母指屈筋(ちょうぼしくっきん)‥‥親指の辺りから肘の辺りまで伸びていて、肘の手前で太くなっている筋肉*親指の末端に関連痛が起こると握力を低下させたり、親指の関節が曲がりにくくなったりします。

橈側手根屈筋(とうそくしゅこんくっきん)‥‥だいたい中指辺りから肘の辺りまで伸びていて、肘の手前で太くなっている筋肉*バーベルやダンベルを使って手首を巻き込む運動をすると訓練されます。

長掌筋(ちょうしょうきん)‥‥手の平から肩まで伸びる長い筋肉*手の平の2~3㎝の範囲でチクチクと針に刺されるような関連痛が起こる事があります。

長母指屈筋指相撲やライターの着火で動く筋肉

長掌筋橈側手根屈筋手の平で肩をポンッと叩いたり、手招きをする手だったり,ボールを投げたりする動きで働く筋肉です。

ここまでは掌側(しょうそく)と呼ばれる手の平側の前腕の〘筋肉解剖学〙でした。

ここからは背側(はいそく)と呼ばれる手の甲側の前腕の〘筋肉解剖学〙です。

肘から(親指以外)四指まで伸びる深指屈筋(しんしくっきん)という筋肉があるのですが、それを覆うように浅指屈筋(せんしくっきん)という大きな筋肉があります。

この二つの筋肉に共通している動きは 握手をする,ボールを握る,バッグや吊革を掴む,鉄棒を握る といった動作です。その他にも長時間の車の運転でハンドルを強く握っていたりラケットを握るスポーツにより酷使され、痛みを生む原因となる事があります。中指~小指の手掌(手の平)面に鋭い痛みを引き起こし、しばしば関節炎と間違えられてしまうようです。

手を屈曲させて収縮を感じ触診できますが、深指屈筋のほうは深部にある為 触るのは難しいようです。まあ、浅い位置にある筋肉のほうが触診も施術もしやすいのは当たり前ですがww

もう一本 肘から四指の指先まで伸びる[総]指伸筋(そうししんきん)という筋肉があるのですが、ここの関連痛関節炎と間違われる事があるそうです。手の指をピンッと伸ばしたり,キーボードを叩いたり,ピアノやトランペットを演奏する動作などで動く筋肉です。

四指のうち一本を伸ばそうとすると隣の指が伸びてしまう のは、[総]指伸筋が収縮する事でまとめてを引っ張るからだそうで。甲の辺りで四本に分裂してそれぞれの指に伸びる筋肉ですが、肘~手の甲までは一本の太い筋肉なので連動して動くのでしょう。

以上のように筋肉は様々な動きを生み出しつつもあちこちで繋がっています。だからこそ私はハンドケア・トリートメントも入念に行なっているのです。

関連痛・・・・原因を生じたその部分だけではなく、周りや離れた部位に痛みが拡散されること。その原因となった部分をトリガーポイントと呼びます。

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Lympha care treatment

耳下腺リンパ節と胸鎖乳突筋

{首と後頭部の付け根あたり}耳たぶの下の裏側の窪み◎ここには耳下腺(じかせん)リンパ節という重要なリンパ節があります。ご自分でも押せるのでセルフケアに適しているポイントですね☆

耳下腺を見えやすくする角度で撮影したのですが{隠れているポイントなので}首の側面を上下に繋がっている胸鎖乳突筋のほうが際立ってしまいました(笑)

胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)

様々な頭痛を引き起こす原因となり得る筋肉。その反面,肩甲骨の傾きを代償することから姿勢保持にも役立つ。

[胸鎖乳突筋の関連痛]

眉,耳の後ろ,頬,喉や後頭部へ広がる痛み,目眩(めまい),吐き気,耳の深部痛,奥歯の痛み

※関連痛・・・・原因を生じたその部分だけではなく、周りや離れた部位に痛みが拡散されること

耳下腺リンパ節顔からの老廃物を流すリンパの通り道であり、ここを指圧・マッサージすることで顔からの老廃物が流れやすくなり、フェイスラインや顔全体がスッキリします。

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ぽるぱんぶろぐ

中国式整体で筋肉を緩めて”くしゃみ”の謎も解剖する

全身オイルトリートメントの前に、タオルシーツを掛けた上から{写真のような}中国式整体っぽい手技でお身体をほぐして、筋肉を緩めてからリンパ流しを始めさせていただいております。

部のトリガーポイントは側腹部{そばはら=ワキ腹}に痛みを引き起こす場合があります。

※そのポイントが引き金””トリガー””となり、その部分だけではなく周りや離れた部位にも痛みを拡散する(関連痛を起こす)ポイントをトリガーポイントと呼びます。

腹臥位{ふくがい=うつぶせ}の状態で脊柱起立筋{せきちゅうきりつきん=背骨に沿って伸びる筋肉}の外縁部の内部へ向けて圧力を掛けると腰方形筋(ようほうけいきん)が触診できます。

腰方形筋は、{写真で見て}肘で押圧している部分の深部に位置する筋肉で、下半身を固定して上半身を動かすスポーツ{ゴルフや乗馬など}デスクワーク等で痛みがよく現れる筋肉です。

もう一つ面白いのが 片手で荷物を持ったり,咳やくしゃみが出るのを補助する役割を担う筋肉でもあるのです。くしゃみをした瞬間に横っ腹のあたりに力が入るのは、そのせいだったのかww

私は、セラピスト仲間に「これを読めばお医者さんと話ができるようになるよ!」と勧められた解剖学の分厚い本を読破しているので、それなりの勉強はしていると自負しておりますよᕦ(ò_óˇ)ᕤ

腰方形筋の大部分は脊柱起立筋に覆われている為{痩せている人以外の}腰方形筋に触るのは難しい部分でもあります。だからこそヒジの出番なんですね!

ゆらし手技

リラクゼーション用語で”1/f ゆらぎ”という言葉があります。規則的でも不規則でもない自然界のリズムを表す用語だそうで

タオルシーツを掛けた状態では”1/f ゆらぎ”でも筋肉を緩めてから、お肌を露出してオイルトリートメントさせていただきます。

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リラックスしたリズムでホルモンも安定

ゆらし手技

リラクゼーション用語で”1/f ゆらぎ”という言葉があります。規則的でも不規則でもない自然界のリズムを表す用語だそうで

腹臥位{ふくがい=うつぶせ}のクライアント(お客様)梨状筋{りじょうきん=お尻にある筋肉の一つ}手根を当てて,心地良いリズム”1/f ゆらぎ”で腰を優しくほぐす

筋肉の緊張を緩めるやり方の一つ 筋紡錘(きんぼうすい)へのアプローチによる筋肉の緩め方だそうで

←これより縦長にしたのが紡錘形の形

ゆったりした時間の中でホルモンバランスを安定させる事も大切です。

ホルモンを分泌させる臓器の一つ 副甲状腺(ふくこうじょうせん)カルシウムの新陳代謝を調整してくれます。この副甲状腺が弱くなるとー血液中のカルシウムが不足し骨からカルシウムが溶け出して骨がダメージを受けやすくなってしまうのです。

骨折しやすくなるのでしょう (;_;)

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妊娠と胃下垂で共通の症状があるそうで

女性にしか体験できない妊娠 男性の私がいくら勉強したところで、実際にご経験される方達には敵いません。以前はマタニティさんのお客様も何名様がいらっしゃったのですが「やはり出産をご経験される女性に診ていただくほうが良いだろう」と、現在は基本的に妊婦さん以外の女性様を対象として営業しております。

元々、女性は男性よりも子宮が余分に入っているため、骨盤の中が混雑しやすいのだそうですが、、  妊娠すると…胎児が宿るため、骨盤内はさらに混雑します。すると、膀胱が圧迫されて頻尿になったり 直腸が圧迫されて便秘になったりする場合もあるそうですよね。

これと同じような症状が胃下垂(いかすい)だそうです Σ(=ω=;)

胃腸が下がって骨盤内を圧迫するために骨盤内が混雑してしまい,頻尿・便秘・下半身の冷え・浮腫み等を引き起こしてしまう…と。妊婦さんは浮腫みもお辛そうでしたもんね…。確かにほぼ症状は共通していますね。

そのようなクライアント(お客様)に対しては「ヨガや太極拳をやるのがお勧め」というアドバイスをしましょう …という話も聞いた事がありますが、しんどい状態の時にそんな事やる余裕ないですよね(~_^;

※現在も「妊婦さんはご利用禁止」にしている訳ではありませんので、マタニティ様は〘ホッとフットコース〙のみ承っております。

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タイ古式の特徴ストレッチ その筋肉運動学

タイ式マッサージ風フットケア・トリートメントですね。ベッドではなくて、床に敷いたマットで行なうところが”タイ式オイルトリートメント”の特徴でしょうか。

伝統的なタイ古式マッサージは一般的に「足元から全身の調子を整えていく」という理論に基づいているので足から施術を始めるのがセオリーである と言っても過言ではないでしょう。

その為に、伝統に基づいてタイ古式をやろうとすれば、どうしても下半身中心の施術になってしまう訳ですが

写真はタイ式の基本の一つ P.P と呼ばれていて、Palm{パーム}Press{プレス}の略で、直訳して「手の平で押す」という意味。

マットですと真上からの垂直圧が掛けやすくなる為、タイ式では P.Pの出番が増えるのです。

私は業界デビューして最初に学んだのがタイ式マッサージでしたが、その講師に「他のマッサージとの違いは何ですか?」と質問してみたら一言「ストレッチ!」と答えていました。筋肉の短縮運動には、次のような分類法もあるそうですので参考までに…

パッシブ・ショートニング{慢性受動的短縮}‥‥まだ立ったり歩いたりしない乳児の腸腰筋ちょうようきん=股関節屈筋}の屈曲など。

アクティブ・ショーニング{能動的短縮}は二種類あり,意図性収縮{筋肉が力を発揮する}防御的収縮{過労,過負荷,反復運動などの兆しに筋肉が反応する}の二つです。

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リラクゼーションでも医療解剖学の心得だけは忘れずに

あくまでも当店はリラクゼーションサロンであり、医療行為ではなく治療を目的とした施術ではありません。

しかし過去には治療に匹敵するほどの効果を発揮した実績もあり◎「リラクゼーションだからこの程度の施術でいいや」と甘える事なく精進していきたい所存でおりますσ(`ω´)

「オステオパシー」という用語があります。これは、骨,関節と軟部組織に施すマニピュレーションによって、健康問題を改善する事を目指して医療の一分野として発達したもの。

※マニピュレーションとは…クリニカル・マッサージで用いられる重点的・個別的なアプローチのこと

セラピスト仲間に「これを読めばお医者さんと話ができるようになるよ!」と勧められた解剖学の分厚い本を読破しましたᕦ(ò_óˇ)ᕤ

理学療法は、筋肉と関節の機能を回復させる手段として体操や運動を活用する という記述も読みました。

私がよく取り入れているタイ古式マッサージ風ストレッチも その一貫になれるように尽力(じんりょく)していきたいですね。

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Lympha care treatment

タイ古式は下半身から乳しぼりマッサージ!??

タイ式マッサージ風フットケア・トリートメントですね。ストレッチしながらオイルで流すところが”タイ式オイルトリートメント”の特徴でしょうか。

伝統的なタイ古式マッサージは一般的に「足元から全身の調子を整えていく」という理論に基づいているので足から施術を始めるのがセオリーである と言っても過言ではないでしょう。

その為に、伝統に基づいてタイ古式をやろうとすれば、どうしても下半身中心の施術になってしまう訳ですが

下肢(下半身)の筋肉が血管の周囲で収縮と弛緩を繰り返し、血管を圧迫する事で血液を押し上げるポンプの役割 を果たしていますので〈脚から施術を始める〉やり方は理に適っている訳です。

ミルキング・アクションという用語があります。筋肉を収縮{立ったり座ったりの動作}させる事で血液を循環させる働きのこと。それが”乳しぼり”をイメージさせるのが由来だそうですよ

足の筋肉が弱るミルキングアクション{血液を押し上げる力}が弱まる足の静脈弁も開きっぱなしになる静脈血が逆流腕や足に血液が溜まる循環障害{心臓が余分な圧力をかける事になり、血圧が上がる}

以上のような悪循環が繰り返されると、様々な疾患を伴うリスクが高くなってしまいます。日常的にウォーキング等して足腰が衰えないように維持しましょう!

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フェイシャルケアも可能な150分コース

Q.フェイシャルは?

A.顔の周りからアプローチする小顔効果も目指しておりますので、基本的にお客様のお顔には触れません

当店に於ける基本の回答例ですが、顔には大事なリンパが集まっているので、やらないのは勿体ない気が(^_~;

新設した〖150分コース〗では、ご希望がありましたら顔のリンパに”直接”アプローチする施術も行なえます。

ただし、お化粧をされていたり「顔には触られたくない」というお客様もいらっしゃいますので、フェイシャルはご自由にどうぞ♬

小顔効果も生み出すヘッドマッサージ

オイルを使わない”ドライ”ヘッドマッサージ日中のコースも夜間コースも合わせて全てのコースにて行なえます。※ただし『ホッとフットコース』だけは下半身のみの施術ですので、ヘッドマッサージは行ないません。

当店ではフェイシャルの需要が少ない為に、頭部からお顔へのアプローチを目指しておりますσ(`ω´)

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アキレス腱トリガーポイントもタイ古式ストレッチの極意

これはタイ古式マッサージでは定番のストレッチで、アキレス腱を伸ばしています。ストレッチをするとがほぐれて関節の可動域が広くなるんですよね^ ^

「ストレイン・カウンター・ストレイン」という用語があります。施術によって軟部組織を弛緩させて伸ばす事を意味します。

タイ式マッサージ出身の私は、この”アキレス腱ストレッチ”は必ず行なっておりますよ◎

求心性収縮・・・・ある筋肉が関節を曲げるため短縮によって収縮する

遠心性収縮・・・・ある筋肉が伸ばされながらも関節の動きをコントロールするため収縮する

ストレッチには上記のような分類法もあるのですが、アキレス腱ストレッチはどっちかな? どちらにも該当しているような??

脚のふくらはぎには後脛骨筋(こうけいこつきん)という人体の中で一番長い腱があり、これはアキレス腱と融合して踵骨{しょうこつ=かかとの骨}まで伸びています。正確には、踵骨よりさらに伸びていて 足裏の内側(親指側)にある舟状骨粗面(しゅうじょうこつそめん)内側楔状骨(ないそくけつじょうこつ)まで伸びています。

後脛骨筋は、下腿(かたい)後ろ側(ふくらはぎ辺り)の筋では最も深層に位置しており、この後脛骨筋トリガーポイント主にアキレス腱に現れます!

ストレッチをするとアキレス腱だけではなくて、それらの筋肉も伸びるので◎ストレッチの可動範囲はさらに広がり総合的にアプローチできる◎という訳なのですᕦ(ò_óˇ)ᕤ

※そのポイントが引き金””トリガー””となり、その部分だけではなく周りや離れた部位にも痛みを拡散する(関連痛を起こす)ポイントをトリガーポイントと呼びます。