タイ式マッサージ風のフットケア・トリートメントですね。ベッドではなくて、床に敷いたマットで行なうところが”タイ式オイルトリートメント”の特徴でしょうか。
伝統的なタイ古式マッサージは一般的に「足元から全身の調子を整えていく」という理論に基づいているので足から施術を始めるのがセオリーである と言っても過言ではないでしょう。
その為に、伝統に基づいてタイ古式をやろうとすれば、どうしても下半身中心の施術になってしまう訳ですが♨
写真はタイ式の基本の一つ P.P と呼ばれていて、Palm{パーム}+Press{プレス}の略で、直訳して「手の平で押す」という意味。
マットですと真上からの垂直圧が掛けやすくなる為、タイ式では P.Pの出番が増えるのです。
私は業界デビューして最初に学んだのがタイ式マッサージでしたが、その講師に「他のマッサージとの違いは何ですか?」と質問してみたら一言「ストレッチ!」と答えていました。筋肉の短縮運動には、次のような分類法もあるそうですので参考までに…
▶パッシブ・ショートニング{慢性受動的短縮}‥‥まだ立ったり歩いたりしない乳児の腸腰筋{ちょうようきん=股関節屈筋}の屈曲など。
▶アクティブ・ショーニング{能動的短縮}は二種類あり,意図性収縮{筋肉が力を発揮する}と防御的収縮{過労,過負荷,反復運動などの兆しに筋肉が反応する}の二つです。