頤(おとがい)と呼ばれる顎の先あたりには舌骨筋(ぜっこつきん)という筋肉があります。顎舌骨筋とオトガイ舌骨筋があり、ともに嚥下運動と開口運動に関与しています。
嚥下(えんげ)運動・・・・下顎骨を固定した時に舌骨と口腔の底を持ち上げる働き
開口(かいこう)運動・・・・舌骨下筋によって舌骨が固定されている時に下顎骨を引き下げる働き
オトガイ舌骨筋は、舌骨を前方へ引き上げることで口腔に奥行きをつくり咽頭(いんとう)を広げて食べ物を喉へ通している という重要な役割を果たしています。
※咽頭・・・・気道と食道(消化管)との交叉(こうさ)部
以上の筋肉は、ものを飲み込んだり声を出す動作に使われます。
顔面筋をほぐして皮下組織を活性化させる為の顔面整体で顔のツボを刺激したり、オトガイあたりにも刺激を加えたり そのような手技も、以前は(私も)使っていました。
しかし勉強を重ねてきた結果、お顔に強い刺激を与える事はお肌にも良くない事を知り、現在は「顔に触れない小顔効果」を目指しております。ただし、もしご希望でしたらお客様のほうからお申し付けくださった場合に限りお顔に触れる施術も行なえます。