ガシガシッと頭部をほぐすヘッドマッサージ。顔面部の表情筋は皮筋（ひきん）とも呼ばれ､頭蓋骨（とうがいこつ）から起こり皮膚に付着する筋。薄くて浅い位置にあり，施術では指の重さ程度の圧で皮膚を撫でるようにしてほぐします。
脳には”脳神経”と呼ばれる脳に出入りする末梢（まっしょう）神経が多数あります。脳から出る位置によって､前方の位置から順に Ⅰ～Ⅻ までの番号が付けられています。
①第Ⅰ脳神経‥‥嗅（きゅう）神経 ②第Ⅱ脳神経‥‥視神経 ③第Ⅲ脳神経‥‥動眼（どうがん）神経 ④第Ⅳ脳神経‥‥滑車（かっしゃ）神経 ⑤第Ⅴ脳神経‥‥三叉（さんさ）神経 ⑥第Ⅵ脳神経‥‥外転（がいてん）神経 ⑦第Ⅶ脳神経‥‥顔面神経 ⑧第Ⅷ脳神経‥‥内耳（ないじ）神経 ⑨第Ⅸ脳神経‥‥舌咽（ぜついん）神経 ⑩第Ⅹ脳神経‥‥迷走（めいそう）神経 ⑪第Ⅺ脳神経‥‥副神経 ⑫第Ⅻ脳神経‥‥舌下（ぜっか）神経
Ⅰは嗅覚を伝える神経 Ⅱは視覚を伝える神経 Ⅹは頸部～胸部～腹部の神経 Ⅺは胸鎖乳突筋の神経
※頸部（けいぶ）とは首の事で､胸鎖乳突筋は首の側面あたりを上下に走る太い筋肉。
Ⅴの三叉神経は､耳の奥の三叉神経節［半月（はんげつ）神経節］から三本に枝分かれしています。①眼神経｛がくしんけい｝ ②上顎神経｛じょうがくしんけい｝ ③下顎神経｛かがくしんけい｝････それぞれ頭蓋骨の孔から出て分布するようです。
Ⅶの顔面神経は､元々は味覚［特殊感覚繊維］や副交感神経を含んでいますが､頭蓋骨の内部で分布し「顔面神経として」頭蓋骨から出てくる際には運動神経線維のみになっています。
これほどまでに全身を司る脳と､それを保護する頭部ですから､頭部をほぐす事により間接的に全身にアプローチできるのも納得 ですよね(^^)
顔面神経は表情筋を支配する運動神経であり､通常は麻痺が起きても痛みを伴いません。このため､痛みを伴う顔面麻痺の大半は別の疾患である場合が多いようです。
頭部の皮膚から筋肉を ガシガシッとほぐすヘッドマッサージ。脳は神経の〘司令塔〙のような存在ですから､ここをほぐせばたちまち眠気に襲われるでしょうzzz ヘッドマッサージ中に眠りにつかれるお客様はとても多いですよzzz